最初は家が近いこともあって気軽な気持ちで入社したのですが、気がついたらとても長く続いています。今は品質保証部にいますが、以前は検査を担当していました。最初は工業用製品を見るのも初めて。ほんのちょっとした形の違いで無数の部品があり、それが設計通りにしっかりできているか、一つひとつ確認していきます。当然設計図を見るのも初めて。でも周りのみなさんがサポートしてくれて、今では設計図を見なくても、その製品がちゃんとできているかどうか、見ればわかるくらいになりました。それが新製品であってもそう。そのくらいこれまで無数の設計図と部品を見てきたので、頭の中に「完成型」がストックされているのだと思います。9年ほど検査を担当し、その後は今の品質保証へ。仕事は一言で言うと、不良になった部品をまとめ、どこが設計図と違うのかを製造部へ行って指摘し、改善策を考えてもらいます。松本興産は平均年齢の若い会社ですが、製造部のみなさんは一人ひとりが職人で、モノづくりへのプライドもそれぞれが人一倍。たくさんの笑顔で、そして深刻になりすぎず伝え、NC旋盤の調整をしてもらいます。目標は不良率3%以内。品質の「門番」としてどんどん不良を減らして完璧な製品を届けたいですね。
